2010年2月3日水曜日

買った本4冊

本日のよかったこと。

用事があったので会社を早めに出た。用事をすませたら少し時間があったので久しぶりに古本屋に行った。
文庫を4冊ほど買った。

串田孫一「文房具56話」ちくま文庫。
串田孫一さんはやさして透明感のある文を書く。
かなりたくさん著作を持っているし、かつその人の文具についての一冊だというのにいまだ手にしていなかった方が不思議だ。

別役実「思いちがい辞典」ちくま文庫
ときおり読む。ハズレの少ない著者だ。
笑えるのにもかかわらずなぜか膝を打って「なるほど」と、異なる角度からのものを見せてくれる。

安野光雅「狩人日記」文春文庫
この人の絵は好きだ。
力が抜けているのに端整だ。
エッセイも愉しいが挿絵が目的だ。
絵のある文庫だけでも全部手に入れようと考えている。
この本はまだ持っていなかった・・・はずだ。

松本哉「永井荷風ひとり暮らし」朝日文庫
ほとんどの場合、作家の人生に興味は抱けない。
日記や手紙も読みたいとは思わない。
作品だけ読んでいればそれでいい。
永井荷風は数少ない例外の一人だ。
こういう生き方はしてみたい。
ぶざまにしかしだからこそかっこよく見える。
この本の著者も「作品以上に本人が面白い」と言っているそうだ。
さまざまなエピソードを教えてもらえるなら読んでみよう。
挿絵がたくさんあるのもいいところだ。
著者は科学畑の人らしい。そこも気に入った。

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